困っている人
- input関数による標準入力を教えてほしい
- 標準入力の種類を知りたい
- 標準入力の具体的な使い方を教えてほしい
- Pythonでよく使用する標準入力の種類が分かる
- 標準入力の具体的な使い方が分かる
この記事を書いている人
プログラミング(Python・Django・SQL・HTML・css・Bootstrapなど)を独学で習得。「Excel作業の自動化」「人工知能による予測」「Webアプリ開発」「Webスクレイピング」で業務改善×システム化を進める業務ハッカー。
目次
Python 標準入力
Pythonはinput関数を使うことで、「キーボード」あるいは「入力エリアにある数値・文字列」からの標準入力を受け取ることができます。
プログラミングはコードを入力した後に「出力」し、正常に動作するかを確認します。この「出力」の元となるデータの受け取り方法について説明します。
また、Paizaラーニングのスキルチェックでは「標準入力による値の取得」が必須となっています。チャレンジする前に、是非マスターしてください。
- Paizaラーニングのスキルチェックは、無料でコーディングの練習ができるのでオススメです。
Python 標準入力一覧表
Pythonでよく使う標準入力のまとめです。No.1〜No.7まで順番に説明します。
No. | 基本形 | コード例 | 実行結果 |
1 | x=input() | x=input(りんご) | ‘りんご’ |
2 | x=input() | y=input(10) | ’10’ |
3 | x=int(input()) | x=int(input(10)) | 10 |
4 | x=input().strip() | x=input( ぶどう ).strip() | ‘ぶどう’ |
5 | x=input().rstrip() | x=input( ぶどう ).strip() | ‘ ぶどう’ |
6 | x=input().split() | x=input(りんご,ぶどう,バナナ).split(‘,’) | [‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘バナナ’] |
7 | x,y,z=input().split() | x,y,z=input(りんご,ぶどう,バナナ).split(‘,’) | x=’りんご’ y=’ぶどう’ z=’バナナ’ |
Python 標準入力|input関数の基本
input関数の基本は以下のとおりです。
x=input()
- 変数(x)に「input()」を代入し、データを取得します。
Python 標準入力|input関数(文字列)の使い方
Google Colabで説明していきます。詳しい使い方については、こちらをお読みください→Google Colaboratory 使い方|Python初心者向け
「x=input()」を実行し、入力欄に「りんご」と入力します(xに’りんご’を代入)。
「x」には’りんご’が入力されていることが分かります↓
x=input()
x
- 変数(x)にinput関数を代入
- x(’りんご’)を出力
Python 標準入力|input関数(数値)の使い方
次に、int関数を使って”文字列”から”数値”に変換する方法を説明します。「x=int(input())」を実行し、入力欄に「10」と入力します(xに’10’を代入)。
xには10(数値)が入力されていることが分かります↓
x=int(input())
x
- 変数(x)にinput関数を代入(int関数で数値化)
- x(10)を出力
int関数を使わなければ、文字列の「’10’」になっています。文字列は計算に使えないので注意してください↓
Python 標準入力|input関数とstripメソッドの使い方
次に、「空白」「改行」を除去するstripメソッドを説明します。「x=input().strip()」を実行し、入力欄に「 10 」と入力します(10の前後に半角スペース×3)。
前後の半角スペース×3が除去されていることが分かります↓
x=input().strip()
x
- 変数(x)にinput関数を代入(stripメソッドで空白除去)
- x(’10’)を出力
指定の文字列を削除
stripメソッドは、読み込んだデータの”指定した文字列”を除去できます。カッコ()内に指定の文字列(’ご’)を入力します。
lstripメソッドとrstripメソッド
stripメソッドには、データの左(先頭)から除去する「lstripメソッド」と、データの右(末尾)を除去する「rstripメソッド」があります。
”l”はleft(左)”r”はright(右)の頭文字です。
stripメソッドとint関数の組み合わせ
stripメソッドはint関数と組み合わせることで「半角スペース除去」と「数値化」を同時に処理できます。文字列(’10’)から数値(10)に変換する方法は以下のとおりです。
Python 標準入力|input関数とsplit関数でリスト化する方法
次に、標準入力から複数データを受け取ってlist(リスト)に格納する方法を説明します。「x=input().sprit()」を実行し、カッコ()内に「’,’」を入力します。
x=input().split()
x
- 変数(x)にinput関数を代入(split関数で「,」で区切ってリスト化)
- x(’りんご’,’ぶどう’,’バナナ’)を出力
Python 標準入力|input関数とsplit関数で変数に格納する方法
次に、標準入力から複数データを受け取って、指定の変数に格納する方法を説明します。「x,y,z=input().sprit()」を実行し、カッコ()内に「’,’」を入力します。「x」「y」「z」の変数に代入されます。
x,y,z=input().split()
x
y
z
- 変数(x,y,z)にinput関数を代入(split関数で「,」で区切る)
- x(’りんご’)を出力
- y(’ぶどう’)を出力
- x(’バナナ’)を出力
Python 標準入力のまとめ
input関数を使った、基本的な標準入力の方法を説明しました。
プログラミング初心者の方で、Paizaラーニングを利用される方も多いと思います。Paizaラーニングのスキルチェックでは「標準入力」を理解できていないと問題を解くことができません。
ぜひこの機会に、標準入力の基本をマスターしてください。