困っている人
- listの仕組みを知りたい。
- listの基本的な使い方を教えてほしい。
- listの数値・文字列の具体的な操作方法を知りたい。
- listの仕組みが分かる。
- listの基本的な使い方(作成・変更・抽出・削除・結合)が分かる。
- listの数値・文字列の操作方法(コード)が分かる。
Python list(リスト)とは
list(リスト)とは、複数のデータ(文字列や数値など)をまとめて管理する機能です。「作成」「変更」「抽出」「削除」「結合」の5パターンに分類できます。
文字列や数値などのデータをまとめて格納することで、効率的なデータ操作が可能です。
- list(リスト)の全ての基本操作を知りたい方はこちらをお読みください。→Python list(リスト)の基本操作|変更・抽出・削除など
Python list(リスト)と変数の違い
listは、一度に連続したデータを扱えるところが変数にはない大きなメリットです。変数とリストの違いについて説明します。
変数
まずは変数について説明します。変数は、それぞれの箱に文字列や数値を入れて管理するイメージです。1つの箱に1つのデータを管理します。
list(リスト)
リストとは、情報を入れておくための箱(変数)のことで、複数の箱を管理するためのものです。
簡単にいうと、たくさん情報(文字列や数値など)をまとめて管理できるとても便利な機能です。それぞれの箱に入った情報のことを”要素”と言います。
また、”要素”には順序がありそれぞれ番号が付いています。この番号のことを”インデックス”と言います。
”インデックス”は0番から始まり、この番号を指定することで”要素”を取り出すことができます。
リストを新しく作ったり要素を追加・変更するためには、テクニック(関数・メソッド)を使う必要があります。でも、そのテクニックを覚える必要は全くありません。辞書のように必要な時に調べてコピペすればOKです。
5パターンの詳しい解説ページを用意しています
Python list(リスト)の基本操作一覧表
リストの基本操作は、「作成」「変更」「抽出」「削除」「結合」の5パターンに分類できます。
詳しくは専用の解説ページを用意していますので、それぞれの表のリンク(列)にある「詳細」ボタンをクリックして確認してください。
Python list(リスト)の作成
基本形 | コード例 | 実行結果 | リンク |
[data] | x=[‘りんご’,’ぶどう’,’ばなな’] | x=[‘りんご’,’ぶどう’,’ばなな’] |
|
[変数] | x=’りんご’,b=’ぶどう’,c=’ばなな’ y=[a,b,c] |
y=[‘りんご’,’ぶどう’,’ばなな’] | |
list(range(数値)) | x=list(range(5)) | x=[0,1,2,3,4] | |
list_2 = list_1 | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] y=x |
y=[‘りんご’,’ぶどう’,’ばなな’] | |
list(data) | x=list(‘りんご’) | x=[‘り’,’ん’,’ご’] | |
split() | x=’1,2,3,4,5′ y=x.split(‘,’) |
y=[‘1′,’2′,’3′,’4′,’5’] |
Python list(リスト)の変更
基本形 | コード例 | 実行結果 | リンク |
append(data) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] x.append(‘もも’) |
x=[‘りんご’,’ぶどう’,’ばなな’,’もも’] |
|
insert(index,data) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] x.insert(1,’もも’) |
x=[‘りんご’,’もも’,’ぶどう’,’ばなな’] | |
sort() | x=[3,5,1,4,2] x.sort() |
x=[1,2,3,4,5] | |
sort(reverse=True) | x=[3,5,1,4,2] x.sort(reverse=True) |
x=[5,4,3,2,1] | |
sorted(list) | x=[3,5,1,4,2] y=sorted(x) |
y=[1,2,3,4,5] | |
list[index]=data | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] x[1]=’もも’ |
x=[‘りんご’,’もも’,’ばなな’] | |
list(map(int, data)) | x=[‘1′,’2′,’3′,’4′,’5’] y=list(map(int, x)) |
y=[1,2,3,4,5] |
Python list(リスト)の抽出
基本形 | コード例 | 実行結果 | リンク |
count(data) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’,’りんご’] y=x.count(‘りんご’) |
y=2 |
|
len(list) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] y=len(x) |
y=3 | |
list[index] | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] y=x[1] |
y=ぶどう | |
data in list | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] y=’ばなな’ in x |
True |
Python list(リスト)の削除
基本形 | コード例 | 実行結果 | リンク |
pop(index) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] y=x.pop(‘1’) |
y=’ぶどう’ |
|
del list[index] | x = [‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] del x[2] |
x=[‘りんご’,’ぶどう’] | |
remove(data) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] x.remove(‘ぶどう’) |
x=[‘りんご’,’ばなな’] |
Python list(リスト)の結合
基本形 | コード例 | 実行結果 | リンク |
list_1+list_2 | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] y=[‘もも’, ‘なし’, ‘みかん’] z=x+y |
z=[‘りんご’,’ぶどう’,’ばなな’,’もも’,’なし’] |
|
extend(list) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] x.extend([‘もも’, ‘なし’]) |
x=[‘りんご’,’ぶどう’,’ばなな’,’もも’,’なし’] | |
list(zip(list_1,list_2)) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’] y=[‘1個’, ‘2個’] z=list(zip(x,y)) |
z=[(‘りんご’, ‘1個’), (‘ぶどう’, ‘2個’)] |
Python list(リスト)のまとめ
list(リスト)を使うと、複数のデータを連続した箱で管理することができます。
また、インデックス番号を使って、指定したデータを追加・変更・削除できるので大変便利です。
インデックス番号は1番からではなく、0番からスタートしていることに注意してください。