困っている人
- listの仕組みを知りたい。
- listの変更方法の種類を知りたい。
- listの変更方法について具体的に教えてほしい。
- listの仕組みが分かる。
- listをの変更方法の種類が分かる。
- listの変更方法が具体的に分かる。
この記事を書いている人
プログラミング言語（Pythonなど）を働きながら独学で習得。「Excel作業の自動化」「人工知能による予測」「Webアプリ開発」「Webスクレイピング」を駆使した業務ハック（業務改善×システム化）が得意なサラリーマンです。
目次 非表示
- Python list｜リストとは
- Python list｜リストの操作方法一覧表（変更）
- Python list｜append(data)を使ったリストの追加
- Python list｜insert(index,data)を使ったリストの追加
- Python list｜sort()を使ったリストの並び替え（昇順）
- Python list｜sort(reverse=True)を使ったリストの並び替え（降順）
- Python list｜sorted(list)を使ったリストの並び替え（昇順）
- Python list｜list[index]=dataを使ったリストの変更
- Python list｜map(int, data)を使ったデータ型の変更
- Python list｜リスト変更のまとめ
Python list｜リストとは
リストとは、情報を入れておくための箱（変数）のことで、複数の箱を管理するためのものです。
簡単にいうと、たくさん情報（文字列や数値など）をまとめて管理できるとても便利な機能です。それぞれの箱に入った情報のことを”要素”と言います。
また、”要素”には順序がありそれぞれ番号が付いています。この番号のことを”インデックス”と言います。
”インデックス”は０番から始まり、この番号を指定することで”要素”を取り出すことができます。
リストを新しく作ったり要素を追加・変更するためには、テクニック（関数・メソッド）を使う必要があります。でも、そのテクニックを覚える必要は全くありません。辞書のように必要な時に調べてコピペすればOKです。
５パターンの詳しい解説ページを用意しています
- 基本操作（５パターン）の総まとめページも参考にしてください。
Python list｜リストの操作方法一覧表（変更）
よく利用されるlist（リスト）の変更方法をまとめました。No.1からNo.7まで順番に説明します。
| No. | 基本形 | コード例 | 実行結果 |
| 1 | append(data) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] x.append(‘もも’) |
x=[‘りんご’,’ぶどう’,’ばなな’,’もも’] |
| 2 | insert(index,data) | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] x.insert(1,’もも’) |
x=[‘りんご’,’もも’,’ぶどう’,’ばなな’] |
| 3 | sort() | x=[3,5,1,4,2] x.sort() |
x=[1,2,3,4,5] |
| 4 | sort(reverse=True) | x=[3,5,1,4,2] x.sort(reverse=True) |
x=[5,4,3,2,1] |
| 5 | sorted(list) | x=[3,5,1,4,2] y=sorted(x) |
y=[1,2,3,4,5] |
| 6 | list[index]=data | x=[‘りんご’, ‘ぶどう’, ‘ばなな’] x[1]=’もも’ |
x=[‘りんご’,’もも’,’ばなな’] |
| 7 | list(map(int, data)) | x=[‘1′,’2′,’3′,’4′,’5’] y=list(map(int, x)) |
y=[1,2,3,4,5] |
Python list｜append(data)を使ったリストの追加
appendメソッドを使うと、リストの末尾にデータを追加することができます。
x=['りんご','ぶどう','ばなな']
x.append('もも')
- 変数（x）に、’りんご’,’ぶどう’,’ばなな’を代入（大括弧[]を使用）
- x.append(‘もも’)と入力
Python list｜insert(index,data)を使ったリストの追加
insertメソッドを使うと、リストの指定した箇所にデータを追加できます。
x=['りんご','ぶどう','ばなな'] x.insert(1,'もも')
- 変数（x）に、’りんご’,’ぶどう’,’ばなな’を代入（大括弧[]を使用）
- x.insert(1,’もも’)と入力
Python list｜sort()を使ったリストの並び替え（昇順）
sortメソッドを使うと、元のリスト（x）を並び替えできます。データ（数値、アルファベット、時間など）の並び替えは昇順となります。
解説
x=[3,5,1,4,2] x.sort()
- 変数（x）に、3,5,1,4,2を代入（大括弧[]を使用）
- x.sort()と入力
Python list｜sort(reverse=True)を使ったリストの並び替え（降順）
sortメソッドに「reverse=True」を記述すると、元のリストを降順に並び替えできます。元のリストが変更されるため、破壊的処理と呼ばれています。
x=[3,5,1,4,2] x.sort()
- 変数（x）に、3,5,1,4,2を代入（大括弧[]を使用）
- x.sort(reverse=True)と入力
Python list｜sorted(list)を使ったリストの並び替え（昇順）
sortedメソッドを使うと、変数（y）に並び替え実行後のリストを作成します。元のリストは変更されないため、非破壊的処理と呼ばれています。
解説
x=[3,5,1,4,2] y=sorted(x)
- 変数（x）に、3,5,1,4,2を代入（大括弧[]を使用）
- 変数（y）に、sort(x)と入力
Python list｜list[index]=dataを使ったリストの変更
インデックス番号を指定する事で、任意のデータを変更できます。
x=['りんご', 'ぶどう', 'ばなな'] x[1]='もも'
- 変数（x）に、’りんご’,’ぶどう’,’ばなな’を代入（大括弧[]を使用）
- x[1]=’もも’と入力（’ぶどう’から’もも’へ更新）
Python list｜map(int, data)を使ったデータ型の変更
map関数を使うとデータ型を変換できます。「int」を記述すると文字列型から数値型に変更します。一方「str」と記述すると数値型から文字列型へ変更します。
x=['1','2','3','4','5'] y=list(map(int, x))
- 変数（x）に、’1′,’2′,’3′,’4′,’5’を代入（大括弧[]を使用）
- 変数（y）に、list(map(int,x))と入力
Python list｜リスト変更のまとめ
list（リスト）の基本的な変更方法について説明しました。
追加は「appendメソッド」、並び替えは「sortメソッド」、更新は「インデックス番号の指定」によってデータ操作が可能です。
リストを使って四則演算する場合には、リスト内のデータ型が「数値」になっているか確認が必要です。もし「文字列」だった場合は、「map関数」を使うことで簡単に「数値」へ変換できます。
- 他のlist（リスト）の機能についてはこちら→Python list（リスト）の基本操作｜変更・抽出・削除など
